推命学の革新 朝田啓郷 著
推命学の革新 藤本勧象 著 万年暦・四柱推命学便覧
手書き用の鑑定書 命式表(看要命旨)
暑中お見舞い申し上げます。
いつの間にか蝉の鳴き声が激しくなり夏の暑さを一層暑く感じさせます。
今年二月に入り新型コロナウイルスで世界中が大変な毎日となりました。今まで普通にあたり前に出来たことが出来なくなりました。
お出かけの時はマスク、手洗い、ウガイで感染予防の毎日です。
そんな中、赤ちゃんの命名、運命鑑定は続けておりますし、四柱推命学の教室も熱心な生徒さんと
お勉強は継続しております。
本日は四柱推命学の事に少し触れてみます。
四柱推命学
恐ろしいほどよく当たる占いの帝王といわれております。
東洋占星術が誕生したのは凡そ2700年まえの中国春秋戦国時代に徐子平が人の生まれ年月日に時刻を加えて『淵海子平』の書を著して本日の四柱推命の原典として完成させました。
日本に初めて四柱推命が翻訳紹介されたのは江戸時代に入ってから、仙台藩の大儒学者・桜田虎門が
『推命書』として著したのが始まりでした。その後の推命学の多くの研究者より四柱推命と名付けられて本日までの四柱推命学の基礎が築かれました。
合理学、子平学と呼ばれた推命学は中国歴代の皇帝学として伝承され日本にも早くから伝えられては
いたのですが一般の人々に広められることなく、厚いベールに覆われていました。
それは此れほど的中率の高い占いを人民に知られたくないと言う支配者の政治的な思惑もあったのでしょう。もう一つは庶民が学ぶには難解過ぎたのです。
四柱推命学では生まれた年月日と生まれた時間から命式表(看命要旨)という運命の図表を作ります
命式の中心になるのは10個の星、この星が四つの柱に7個入ります。
どんな運命星がどの柱に入るか生年月日時によって全部違うのです。この組み合わせは60干支の4乗の1296万通り、更に男女の別有で2倍すると2592万通りに分析する事ができます。
実際の鑑定になりますと生時を知る事の出来ない事例が多々あり、年 月 日の三柱のみで解析する事になりますが、それでも60干支の3乗の21万6000通り、更に男女別で2倍すると43万2千通りに
分析出来るわけであります。
一人一人の性格を判断し、運命や運勢を見る為に四柱推命学は此れほど多くの星を並べて其の相互関係で占うのです。ですから複雑なのは当たり前です。そして当たる確率が高いのも当然です。
四柱推命学は一般に広く知られた占術とは言えないでしょう。
命式を完成し、それを読み取るには複雑な計算や専門的な知識が必要で到底アマチュアに出来る作業ではありません。うんざりする程の表を見たり、計算をしたり、大変手間の掛かる作業なのです。
四柱推命学は天下の興亡から人間の死期までも予言するスケール大きい占術です。
人生で迷った時、愛につまづいた時、仕事を選ぶ時、そんな時にお役に立つはずです。
四柱推命に興味を持たれた方はより専門的に勉強してみてください。
四柱推命は知れば知る程興味が深まる学問です。一年でも一か月でも一日でも若い時から興味を持って頂けたらご家族や友人、恋人の運命が見えてきます。
貴方、貴女はどんな星の下に生まれたのでしょう! ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆
もうすぐお盆です。
四柱推命学の革新の本を発刊されました朝田啓郷先生の命日が(8月14日)若くして74才で
逝去されました。そして亡き朝田先生の後を継がれたのが藤本勧象先生でした。
私が直接の師事を受けました藤本勧象先生は(推命学のソフトを山城先生とお二人で完成)
研鑽を重ねてソフト完成に尽力されました。
命式表の作成が随分時間が短縮されて、より詳細に鑑定が出来るようになりました。
時代は刻々と進んでいます。今に合う鑑定方法を考えて下さってありがたいことです。感謝。
朝田先生、藤本先生とも亡き人となりまして、心の中に大きな穴が出来て寂しくなりました。
お盆に際しお二人の安らかなご冥福をお祈り致します。合掌